もう期待しない。

恋愛心理

そう決めた夜ほど、LINEを見てた

夜0時を過ぎていた。


スマホを伏せた。


今日は見ない。


そう決めた。


もう期待しない。


そう決めた。


でも、

5分後には手に取っていた。


LINEを開く。


何も来ていない。


分かっていた。


それでも、

通知欄を下に引っ張った。


画面は変わらなかった。


私はスマホを置いた。


10分後、

また開いた。


本当は期待していなかったんじゃない

期待しない。


そう言っていた。


でも、

本当に待っていたのは返信じゃなかった。


前みたいなあなただった。


用事なんてなくても来ていた連絡。


「おはよう」


「おつかれ」


「今なにしてる?」


どうでもいい話。


どうでもいい写真。


どうでもいい会話。


でも、

私はその時間が好きだった。


だから、

今の静けさが少し痛かった。


夜1時17分

時計を見た。


1時17分。


もう寝ようと思った。


でも、

最後に一回だけ。


そう思ってLINEを開いた。


何も来ていなかった。


分かっていた。


それでも、

少しだけ胸が重くなった。


期待していないふりをしていたのは、

相手じゃない。


私だった。


一番離れられなかった理由

諦めたい日もあった。


終わらせたい日もあった。


でも、

たまに来る連絡が嬉しかった。


たまに会える日が嬉しかった。


少し優しくされるだけで、

また信じてしまった。


だから終われなかった。


嫌いになれなかったからじゃない。


希望が残っていたからだ。


トーク履歴を上までスクロールした夜

眠れなかった。


だから、

トーク履歴を上までスクロールした。


去年の会話。


その前の会話。


もっと前の会話。


コンビニのお菓子の写真。


帰り道の空。


「これ好きそう」


そんな一言。


今読むと、

何でもない会話だった。


でも、

あの頃の私は嬉しかった。


そして、

その嬉しさを覚えていた。


だから離れられなかった。


まとめ

もう期待しない。


そう決めた夜ほど、

LINEを見ていた。


もう終わりかもしれない。


そう思った夜ほど、

スマホを手放せなかった。


本当は気づいていた。


前みたいじゃないこと。


前みたいに愛されていないこと。


でも、

認めたくなかった。


認めたら、

待つ理由がなくなるから。


信じる理由がなくなるから。


そして、

本当に苦しかったのは、

愛されていないことじゃない。


愛されていた頃を、

まだ覚えていたことだった。


大丈夫なふりだけ、

上手くなった。


そんな夜についてはこちら。

▶︎ 大丈夫なふりだけ、上手くなった

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