本当に終わる恋は、嫌いになって終わるわけじゃない

恋愛心理

最後の電話は、

10分も続かなかった。


前は違った。


気づけば日付が変わっていて、

「そろそろ寝る?」

なんて言いながら、

結局また話していた。


切る理由なんてなかった。


でも、

あの日は違った。


「じゃあね」


その一言で終わった。


お互い何も言わなかった。


何も言えなかったのかもしれない。


何かが終わる音はしなかった

恋が終わる時って、

もっと大きなものだと思っていた。


喧嘩をするとか。


裏切られるとか。


泣きながら別れるとか。


そんなものだと思っていた。


でも、

本当に終わる恋は静かだった。


連絡の回数が減る。


会う約束が減る。


話題が減る。


笑う回数も減る。


何かが壊れたわけじゃない。


ただ、

少しずつ遠くなっていった。


最後まで嫌いにはなれなかった

それが一番苦しかった。


嫌いになれたらよかった。


「あんな人だった」

って思えたら楽だった。


でも、

思い出すのは優しかったところばかりだった。


体調を気にしてくれたこと。


何気ないLINE。


待ち合わせで手を振ってくれたこと。


どうしても、

嫌いになる材料が足りなかった。


だから、

終わった後も心だけが置いていかれた。


好きだったまま終わった

別れた後も、

何度もスマホを見た。


通知なんて来ないのに。


名前が表示されることなんてないのに。


それでも見てしまった。


未練というより、

信じられなかった。


あんなに近かった人が、

こんなに遠くなることを。


好きだった。


たぶん最後まで。


だから終わりを受け入れるのに時間がかかった。


今なら少し分かる

恋は、

嫌いになったから終わるわけじゃない。


好きなまま終わる恋もある。


大切なまま終わる恋もある。


忘れられないのは、

未練があるからじゃなくて。


ちゃんと好きだった証拠なのかもしれない。


まとめ

本当に終わる恋は、

嫌いになって終わるわけじゃないと思う。


好きだった。


大切だった。


だから苦しかった。


だから忘れられなかった。


もし今、

誰かを思い出してしまう夜があるなら。


それは弱いからじゃない。


ちゃんと誰かを好きになったことがあるからだと思う。


今でも時々、

通知のないスマホを見ながら、

そんなことを思う夜がある。

本当に終わる恋は、

嫌いになって終わるわけじゃないのかもしれない。


好きだった。


大切だった。


だから、

忘れられなかった。


でも、

時間が経って気づいたこともある。


私が忘れられなかったのは、

あの人だけじゃなかったのかもしれない。


そんなことを思った夜の話はこちら。

▶︎ あの人を忘れられないと思っていた

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