終わった方が楽だったと思う。
今なら分かる。
会うたびに不安になって、
返信ひとつで気持ちが変わって、
眠る前までスマホを見ていた。
そんな恋なら、
離れた方が良かった。
本当は、
その頃から分かってた。
でも、
終わらせる方が苦しかった。
離れた方がいい。そう思った夜があった
ある夜、
トーク画面を開いた。
もう終わりにしよう。
そう思った。
ブロック画面までは開いた。
でも、
最後のボタンだけ押せなかった。
連絡先も消せなかった。
画面を閉じて、
スマホを置いて、
また手に取った。
本当は、
離れたくなかった。
苦しかったのは恋じゃなくて期待だった
会えた日は嬉しかった。
でも、
家に着いた瞬間、
もう次の約束を考えてた。
返信が来たら嬉しい。
でも、
前みたいには喜べなかった。
嬉しいより先に、
安心していた。
通知は来てなかった。
それは見れば分かる。
でも、
もしかしたらって思って、
またLINEを開いてしまった。
もう期待しない。
そう決めた夜ほど、
スマホを握っていた。
私が手放せなかったのは未来だった
好きだったから。
もちろん、
それもあった。
でも、
本当に手放せなかったのは、
未来だった。
いつか前みたいに戻るかもしれない。
また大事にしてくれるかもしれない。
その期待が、
私をその場所に残していた。
苦しいのに、
期待していた。
期待しているのに、
諦めようとしていた。
どっちにも進めなかった。
この人がいない朝を想像できなかった
本当に怖かったのは、
別れることじゃなかった。
この人がいない朝だった。
おはようも来ない。
スマホを見ても、
何もない。
その現実を想像する方が、
ずっと怖かった。
だから私は、
苦しい恋の中にいた。
抜け出せなかったんじゃない。
抜け出した後を、
想像できなかった。
終わった方が楽なのに、終わらせる方が苦しかった
終わった方が楽だった。
でも、
終わらせる方が苦しかった。
忘れたいのに、
忘れたくなかった。
苦しいのに、
嫌いになれなかった。
だから離れられなかった。
もし今、
あなたも同じ場所にいるなら。
その苦しさは、
弱いからじゃない。
本気で好きだったから。
そして、
本当はもう気づいているから。
この恋が、
あなたを幸せにしていないことに。
返信は来る。
会えば優しい。
それなのに安心できない。
そんな恋について、
こちらでも書きました。


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